六文銭の一人だった及川恒平さんは今もバンド活動継続中

公開日: 更新日:

 テニスの関東オープンに出場し、100キロマラソン、24時間マラソン、富士五湖周回マラソンなど憑かれたように運動に励んだ時期もあったとか。

■テニスの教え子相手に歌手活動再開

 コーチの傍ら、歌手活動を再開したのは93年あたりから。最初は「客の7、8割はテニスの教え子だった」が、2000年前後に巻き起こったフォークのリバイバルブームに押され、小室、四角と「まるで六文銭のように」を結成。09年、現在の六文銭’09になった。

「それにしても、今の時代、音楽の現場でもキナ臭さを覚えますね。この前、コンサートをあるテレビ局が収録し、事前の打ち合わせで優先的に放送を希望した『戦場はさみしい』という曲がなぜか放送では外された。歌詞に“戦場は足音よりさみしい”“戦場は子豚よりさみしい”っていう一節があり、そこに局が過剰反応したのかな。六文銭時代に『ゲンシバクダンの歌』など5曲が放送禁止・発売禁止歌になったこともあって、政府が歌を事前検閲する統制音楽の歴史を以前からコツコツ研究しているんですが、戦前みたいなイヤな時代が始まってるような気がします」

 1月5、6日、東京芸術劇場シアターウエストである「別役実を歌う~劇中歌コンサート」に出演する。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる