吉川潮
著者のコラム一覧
吉川潮前立川流顧問

1948年8月1日、茨城県真壁郡下館町(現・筑西市)出身。71年立教大学経済学部卒。ルポライターのほか、放送作家として「青島幸男のお昼のワイドショー」などの構成を担当する一方、79年から演芸評論家として演芸評、コラムを書き始める。80年には小説家としてデビューした。落語立川流の顧問であったが、2014年11月に辞任した。

<第8回>ショートリリーフのつもりが番組史上最長・最高に

公開日: 更新日:
番組史上最長、最高の司会者になった先代の三遊亭円楽(C)日刊ゲンダイ

 1982年12月8日、今度は司会の三波が52歳の若さで急死した。12年務めた名司会者を失ったのだから、番組の危機といっていい。年内に収録する正月特番の司会は急きょ愛川欽也が務め、局側は後任に円楽を復帰させるべく交渉した。

 円楽は司会の依頼を受けた際、「ショートリリーフで…

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