芸能界か宗教か “待った”かかった桜田淳子「復帰」の胸中

公開日: 更新日:

「会見して、自分の考え方を公言してほしい」と紀藤正樹弁護士は言っているが、桜田淳子(58)はどうするのか。

 7日、東京・銀座の博品館劇場での音楽公演「スクリーン・ミュージックの宴」で3年半ぶりにステージに立つ桜田に、全国霊感商法対策弁護士連絡会から待ったがかかった。今も「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の信者である以上、芸能活動などを契機として反社会的組織活動を増長させるというのだ。

 桜田はミュージカル「アニーよ銃をとれ」の主題歌「ショウほど素敵な商売はない」など劇中歌4曲をメドレーで約15分歌う予定で、プロデューサーの増田久雄氏によると、リハーサルなどで宗教の話は一切していないという。とはいえ、反対の声は届いているだろうし、どのように受け止めているのだろうか。

 ベテラン芸能記者の青山佳裕氏がこう言う。

「桜田さんが今は亡きサンミュージックの相澤会長に芸能界復帰を直談判したところ、会長から統一教会の信者である限り、サンミュージックでの復帰はあり得ないとはっきり言われたというエピソードがあります。桜田さんがデビュー40周年記念コンサートをやった2013年当時のこと。歌手活動を本格的に再開させるには、統一教会を脱会しなければならない。その意思があるのか、合同結婚式で結ばれたご主人を直撃して質問したことがあるんです。すると、統一教会と芸能活動が相いれないものであることは桜田さんもご主人も重々、分かっているという。それでも、『私たちはこれが良いと思って信心している』と言っていた。スポットライトを浴びると、忘れられなくなると言いますが、桜田さんも子ども3人が大きくなった今、過去の栄光よもう一度と、ステージへの思いを新たにしている。宗教か芸能界か、改めて考えていると思いますよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと