二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

独立3人にキムタク&中居も 元SMAPの急務は“脱アイドル”

公開日: 更新日:

 先月、TOKIOのメンバーが「俺たち、アイドルはとっくに卒業していますからね」語っていた。アイドルかどうかの線引きは難しいが、彼らの大半を占める女性ファンがアイドルグループとして応援している以上、本人たちにアイドル意識がなくても、客観的にみれば世間もアイドルとして認識する。

 自分たちの都合で脱アイドルはできないのが現実。そもそもアイドルは卒業宣言するものではなく、仕事で見せるしかない世界。仕事で「いい役者」と従来の女性ファン以外の人の支持を多く得るかにある。結婚後、福山雅治が男性限定のライブを開催したり、新ジャンルの映画に挑戦したのも、新たなファン獲得を狙った一環だろう。

 草なぎら3人だけでなく、木村拓哉中居正広も脱アイドルがまずは急務。そこから活動の場も広がる。一説には草なぎらはI女史のもと、中国を活動の場にする話もあったが、本腰を入れて進出はないだろう。米国進出なら芸能界でもステップアップだが、東南アジアは日本での活躍があって、その延長での活動という位置づけ。

 5人は同じ日本の土俵で競ってこそ関心度も増す。同時にどのジャンルに進むにしても成功が求められる宿命も背負う。国民的なアイドル・SMAPをもってしても、ジャニーズを退社した人は「うまくいかない」と言われないためにも――。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる