元フジの中井美穂アナ 野球選手と結婚→寿退社の先駆者

公開日: 更新日:

 1980年代から現在まで局アナからフリーへと転身した女子アナが今もテレビで活躍している。その履歴を振り返るクロニクル!1回目はその先陣を切った元フジテレビの中井美穂(52)。

 女子アナブームを仕掛けたのは“楽しくなければテレビじゃない!”のフレーズで、80年代にバラエティーで独り勝ちしたフジテレビ。実はそれまでは「女子アナ」という呼称はなく、同局の露木茂(当時)が「女子アナ」と呼んだのが最初ともいわれているが、それで広まったのかは不明。

 当時、フジの看板は中井美穂。87年に入社、「入社試験で化粧をしなかったのは君が初めてだ」と鹿内春雄会長が言ったとか。この年は国鉄が民営化してJRが誕生。バブル経済の中、ファミコンが大ブーム、携帯電話が発売され、銀座では1坪が1億円を突破して話題になった。後の「27時間テレビ」となる「一億人のテレビ夢列島」もスタート。世間もテレビも金を使い放題で浮かれていた時代だ。

 中井は「プロ野球ニュース」を担当し、番組初の女性メインキャスターに就任した。某新聞が初回の時、ラテ欄に「中山美穂」と人気アイドルの名前を掲載したこともあり愛称も“ミポリン”。88年から94年まで担当、トチらず安定感があり、女子アナが情報番組のMCになるはしりとなった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今