林海象監督 TVドラマ初メガホンで描く十津川警部の人物像

公開日: 更新日:

 映画「夢みるように眠りたい」「アジアン・ビート」「我が人生最悪の時」などで知られる林海象監督(60)が、テレビドラマを手掛けた。TBS系「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」の第7弾、「浜名湖殺人ルート」(10日夜8時放送)の監督だ。その胸中を本紙に語った。

「60歳を過ぎ、今までやっていなかったことに挑戦したい。そう思っていたところ、森下和清プロデューサーに今回のお話を頂いたんです。ことし9月に放送されたシリーズ第6弾には俳優としてゲスト出演させてもらいました。俳優もやりたかったのでうれしかったのですが、短いシーンでもセリフを覚えるのがいかに大変かが分かった。共演のベンガルさんに褒めていただき、お若いメークさんからは『次作撮るんですって? すごいですね、俳優さんが』と言ってもらったんですよ」

 ――テレビドラマはいかがでしたか。

「テレビ業界には、映画監督に対して悪いイメージもあるみたいなんです。わがままで、スケジュールを守らず、引き画ばっかり撮るといったもので。今回で2作目になるのですが、僕は絶対にそれらを覆そうと思った。他人の台本で仕事をするのも初めてだったんですけど、原作との整合性をとり、なぜその演技が求められるか、わかるように加筆して臨みました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる