出川哲朗まで初出演…NHK紅白「審査員制度」の疑問と矛盾

公開日: 更新日:

 また、要、不要とは別に審査方法が分かりにくいという声もある。今年は①視聴者審査員②会場審査員③ゲスト審査員のそれぞれの中で投票数が多かった組(紅か白)に1ポイントが与えられ、全3ポイント中2ポイント以上獲得した組が優勝となる。しかし、過去にはこんな“トラブル”もあった。

「2016年は審査員が持つポイントのウエートの違いが問題になりました。視聴者、会場審査員の投票は白組が圧倒していましたが、ウエートの高いゲスト審査員が結果を覆すこととなり、紅組が優勝しました。紅組・司会者の有村架純さんも『えっ』という表情でビックリしていました。昨年は全ての投票数の合計で勝負を決めたのですが、圧倒的に数が多い視聴者審査員の投票が強く反映されたため批判を集めた。審査員の在り方を考えさせられましたね」(テレビ局関係者)

 前出のNHK担当者によると、「審査員は必要と考えている」とのことだが、毎年のようにルールが簡単にコロコロ変わっても成り立つ“審査員制度”。混乱を防ぐためにいっそのことやめてしまうのもアリかもしれない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる