舞台公開時期と重なる市村正親と武田真治の“抱き合わせ”

公開日: 更新日:

 大物俳優がシリーズのレギュラーとして名を連ねるのは、人気ドラマならでは。米倉涼子(44)主演の「ドクターX」(テレビ朝日系)にもこれまで、三田佳子(78=第2期)や北大路欣也(76=第3期)などの大御所が出演。今回の第6期に登場する大物といえば、市村正親(70)である。

 主演ミュージカル「スクルージ ~クリスマス・キャロル~」(2019年12月8~25日=日生劇場)を控える市村は、これまで民放の連続ドラマにはほとんどレギュラー出演してこなかった。ミュージカルの大御所が出演するとなれば、制作サイドは驚きと喜びで迎えることだろう。

 所属事務所のホリプロは、市村にレギュラー出演を説得する材料として、主演ミュージカルの宣伝を理由に挙げたかもしれない。この作品は、1994年の初演以降、市村が今回で7度目の主演を果たす。そのこともあり、大々的に宣伝するまでもなく、売り切れ完売状態だ。

 市村の今年の活動は、ドラマ出演にアニメ声優など、ミュージカル以外の分野での活躍が増えている。いくら「70歳とは思えない驚異的なバイタリティー」の持ち主とはいえ、今後は年齢的な観点から映像分野にも活動の場を広げたいという事務所サイドのしたたかな戦略もうかがえる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間