八木亜希子アナ襲った「線維筋痛症」患者が語る壮絶な痛み

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「酷い時は体の中からカチ割られるような痛みがあります」

 厄介なのは、診断がつかず治療に結びついていない患者がいまだに多いということ。国内の推定患者数は200万人だが、適切な治療を受けられているのは1割程度という指摘もある。線維筋痛症はレントゲンや採血、MRIなどでは異常が出ないため、「精神的な病気」とされてしまいがちだからだ。前出の如月さんは線維筋痛症という病名にたどり着くまで1年、橋本さんに至っては30年以上要している。

 12年には、日本で初めて鎮痛剤「リリカ」が線維筋痛症の治療薬として承認。患者の状態に応じて、抗うつ薬なども用いた対処療法が行われる。運動療法も効果的で、筋トレを1回45分週2回行ったところ1カ月目で線維筋痛症の痛みの強度が減少した、という研究発表も報告されている。

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