てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

AVの助監督経験も…木下ほうかの人間味は遠回りで培われた

公開日: 更新日:

「ポポポヤ~ン」(木下ほうかテレビ朝日「激レアさんを連れてきた。」12月14日放送)

 いまや“イヤミ俳優”として唯一無二の存在となった木下ほうか(55)。番組ではブレークするまで33年の「超遠回り俳優」として紹介された。その遠回りのひとつが吉本新喜劇。デビュー後まもなく、彼が新喜劇に所属していたことは有名な話だ。そんな彼が、当時のギャグを実演したフレーズが今週の言葉だ。

 高2のとき、井筒和幸監督の映画「ガキ帝国」のオーディションに合格し、撮影現場を体験すると、役者になりたいという思いが募り、俳優養成コースのある大阪芸大に進学。卒業のタイミングで吉本興業が新人タレントを募集しているのを知った。

 それに応募すると、何千人の中から10人ほどの枠に合格。俳優志望だったため、新喜劇に配属された。積極的に前へ出て笑いを取ろうとしたら、先輩から「いらんことするな」とクギを刺されたこともあった。

 けれど、池乃めだかや間寛平からは「1回謝れ。またやれ。また怒られたら謝れ。そうせな絶対売れへんぞ。俺らはそうしてきた」(テレビ朝日「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!」15年10月17日)と励まされた。

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