全国大会出場に2度失敗 “天才フルート奏者”Cocomiの実力は

公開日: 更新日:

 本紙(日刊ゲンダイ)記者は昨年10月に東京大会の本選後、結果発表を待つCocomiの姿を目撃したが、心なしか寂しげな様子だった。恐らく、演奏終了後すぐに、自分が日本一の器ではないことが分かったのだろう。

■用意周到な工藤静香の下準備

 そして、改めて注目を集めているのが工藤静香の用意周到さだ。工藤はKoki,のデビュー前は自身のアルバムの中でKoki,に作曲を担当させるなど下地を整えていた。Cocomiの場合も徐々に伏線を張ってきた。

 芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。

「Koki,のデビュー直後に私は取材で工藤さんのソロコンサートに行きました。工藤さんがKoki,について何か語ると思ったからですが、なぜかキムタクやKoki,の話は最後まで出ず、長女が高校で手話を習っている話をしていました。その時は不思議に思いましたが、昨年になると『女性セブン』で長女の話題が大きく取り上げられました。今になって考えると、あれは工藤さんなりの“プロデュース”で、長女の存在を少しずつにおわせたかったのかもしれません」

 かくして、次女と同じくファッション誌の表紙と高級ブランドのアンバサダーとしてデビューが決まったCocomi。成否はすべて静香の手腕にかかっていそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと