桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ぼる塾の田辺さんはスイーツで引っ張りだこ 本業より趣味に生きるお笑い芸人が眩しく見える

公開日: 更新日:

 ぼる塾の田辺さんが大活躍だ。髪をかき上げて「まぁね~」とやるのがお決まり。だが、それだけではなかったようでスイーツ好きという特技を生かし、今や彼女が紹介したスイーツは“田辺売れ”と言われるほどで、バラエティーに引っ張りだこになっている。

「坂上&指原のつぶれない店」(TBS系)のスイーツ開発企画ではシャトレーゼやユーハイムの新商品やデニーズの新メニューを開発、爆売れしたというからすごい。

 また、「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)では芸能人に田辺さんが選んだオススメスイーツを届ける「タナバーイーツ」企画を、さらに「ラヴィット!」(TBS系)では「ぼる塾の芸能界スイーツ部」としてスイーツの食べ歩きをするなどスイーツがらみで番組をゲット。ライバルの3時のヒロインにすっかり水をあけている。

 スイーツを前にした田辺さんの幸せそうな顔とスイーツのことならよどみなくしゃべる豊富な知識に人間、好きなことをやれるのが一番だなとつくづく思う。そこで本業以外のことで注目を浴びる芸人を。

バイきんぐ西村は今やキャンプ芸人

 たとえば、バイきんぐ西村瑞樹。相方・小峠英二のキャラが強く、“じゃない方”呼ばわりされていたのは昔のこと。

 今やキャンプ芸人としての需要も高く、ローカル番組とはいえ、「西村キャンプ場」(テレビ新広島)というレギュラー番組を持つほどに。

 いわゆる闇営業問題で謹慎になり、復帰したロンドンブーツ1号2号田村亮も「ロンブー亮の釣りならまかせろ!」(テレビ埼玉他8局)や「勝手に番組ジャック」(釣りビジョン)などの釣り番組で伸び伸びと楽しそうにやっている。

ロバート馬場はネタより料理で稼ぐ

 ロバート馬場裕之ももはや芸人よりも料理人としての比重が重いようで、同じメンバーの秋山に「レシピよりネタを考えろ」とツッコまれても余裕の笑顔。こちらも「ラヴィット!」ほか、「ヤッホー!」(山陰中央テレビ)、「OH!バンデス」(ミヤギテレビ)、「ごちそうマエストロ」(TVQ九州放送)など得意の料理でローカル局のレギュラー番組をゲットし、多忙な日々を送っている。

 そのうち、「ゴイゴイスー」でおなじみのダイアン津田篤宏のフェンシング、ハリセンボン箕輪はるかのけん玉も何かの役に立てばいいのだが……。

 人生100年時代。仕事一筋で身を粉にするまで働いたところで、燃えつき症候群になるのがオチ。だったら、早いうちから長い人生のお供になるような趣味の一つ二つ見つけ、自分の居場所をつくっておくのも手だ。

 本業より趣味に生きる一芸芸人たちがまぶしく見える今日この頃。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今