本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ナイナイ岡村隆史「5カ月休養」の真実…一時は重病説まで飛び交った

公開日: 更新日:

■オールナイトニッポンのハガキの仕分けができなくなり

 そんな中、オールナイトニッポンの放送前のこと。紹介するハガキを選んでいた時、採用と不採用に分けていた山が途中からごちゃごちゃになり仕分けることができず、本番でもろれつが回らず、動悸が止まらず、相方の矢部君のしゃべりに相づちを打つのがやっとになってしまった。さすがに会社から“強制休養”の命が下って緊急入院することになります。入院後も“対人恐怖症”で誰とも会わず、吉本内でも「岡村重病説」が飛び交い始めました。返事が来ることはないとわかっていましたが岡村君の携帯に「全部の責任を背負い込まずにゆっくり休みや」という内容のメールを送っていました。

 5カ月後にようやく「めちゃイケ」へ復帰。画面に映る元気な姿を見て涙があふれました。その後、20周年特番「ナイナイ20周年感謝祭」の「お世話になった方へのお礼企画」で劇場の楽屋へ私を訪ねに来てくれて、久しぶりに元気な2人と再会できました。

 矢部君は「君らボケとツッコミ逆やろ!」と言いながら「さした指の角度までまだ覚えてますもん」と懐かしそうに語ってくれました。そんな2人を眺め、授業中に思わず口走った「君らは売れる!」の言葉が蘇っていました。

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