城下尊之
著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

芸能人も「働き方改革」が進む…自分の病気をオープンにし“商売ネタ”に使う人も増えた

公開日: 更新日:

 先週、有吉弘行(49)が自身のインスタグラムに酸素マスクを着けて病院のベッドに横たわる姿を投稿した。

 インパクトのある写真で、SNSなどに心配の声が上がったが、レギュラーのラジオ番組で「鼻中隔湾曲症と、それが原因での慢性副鼻腔炎の手術を受けた」ことを明らかにした。仕事に支障が出ないように、夏休みの時期に手術を受けたと推察される。写真の公開は、みんなを驚かせてやろうという気があったようだ。

 また、その直後にはTOKIO城島茂(52)がMCを務める「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)を体調不良のために欠席した。とはいえ、事務所は「自宅療養ですでに仕事に復帰した」と発表している。

 ひと昔、ふた昔前の芸能界では、芸能人が大っぴらに「手術した」「体調不良で休養している」などと言い出すことはなかった。もちろん、大病でレギュラー番組を降板するとかになると別で、マスコミも続報を打ったものだ。

 しかし、そうでもなければ公にはせず、いつも元気であるというイメージが大事だった。何が何でも仕事に穴をあけてはならないという風潮があったのだ。「そういえば、若い頃にこんな病気を……」と後年になって打ち明けるのがパターンである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  2. 2
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  3. 3
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    別居情報を払拭?福山雅治の妻・吹石一恵の幸せ自粛ライフ

    別居情報を払拭?福山雅治の妻・吹石一恵の幸せ自粛ライフ

  1. 6
    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

  2. 7
    原田美枝子「女優生活50年」で紫綬褒章の感慨…夫・石橋凌の“隠し子騒動”乗り越えて

    原田美枝子「女優生活50年」で紫綬褒章の感慨…夫・石橋凌の“隠し子騒動”乗り越えて

  3. 8
    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

  4. 9
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  5. 10
    あえてGWに「裏金不起訴」で大炎上!萩生田光一氏と世耕弘成氏を待つ“市民感覚”の鉄槌

    あえてGWに「裏金不起訴」で大炎上!萩生田光一氏と世耕弘成氏を待つ“市民感覚”の鉄槌