急死した劇団員の遺族会見で…ヅカオタが懸念する《ジャニーズの二の舞》へのカウントダウン

公開日: 更新日:

 今年9月30日に宝塚歌劇団に所属する25歳の女性が自宅マンションから転落死したことを受け、今月10日に遺族側弁護士が会見を行った。それによると、女性は入団7年目の宙組団員で下級生をまとめる立場にあったが、「8月以降、睡眠時間は1日3時間程度の過重労働」を課せられ、上級生の劇団員からは「下級生の失敗は全てあんたのせいや」などのパワハラ被害を繰り返し受けていたという。

 また、遺族側は女性が生前、歌劇団に何度も助けを求めたが、「それを無視し捏造隠蔽を繰り返しました」と主張。劇団や親会社の阪急電鉄に対し、事実関係の公表と遺族への謝罪などを求めた。今回、遺族側が動いたことでヅカオタ(宝塚歌劇団のファン)からは《二の舞にならないか心配》と懸念する声が相次いでいる。歌劇団の置かれる状況が、創業者の性が会問題に揺れる旧ジャニーズ事務所と同じだからだ。

「歌劇団は、今年2月に週刊誌でいじめ疑惑が報じられたときは、『事実無根』と発表。さらに、10月に開いた会見では、2月のいじめ疑惑報道を再度否定しています。また当初から、女性のプライバシーや“遺族の意向”を建前に報道を沈静化させようという姿勢が見られました。そして、問題が大きくなったら会見を開き、外部の弁護士による調査チームを発足させたと発表。こうした後手後手流れは、同じく今年初旬から問題が指摘された旧ジャニーズ事務所と同じパターンです」(週刊誌記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間