羽生結弦は“相手の幸せのため”と…離婚の裏に見え隠れする古くて新しい「家庭のオンリーワン問題」

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ケンカで結婚を反対された言葉を思い出し…

 浮気や不倫は離婚原因の大きな要素だが、その背景にも家庭のオンリーワン問題が絡んでいることが少なくないそうだ。どういうことか。

「飲み会などの帰りのワンナイトラブをキッカケに浮気や不倫が始まることはありますが、妻や夫の嫌な部分をグチったりしたことが共感されて始まる浮気の方が結びつきが強くなります。それぞれの家庭のオンリーワン問題が共通していますから。直接の離婚原因が浮気や不倫だとしても、よくよくその背景を探ると、オンリーワン問題があることは珍しくありません」

 家族や親友などの反対を押し切って結婚したもののやっぱりダメというケースは、異性関係やカネ遣いの荒さ、暴力などが関係。そこを見抜いた家族や親友が忠告するというが……。

「そんなアドバイスを振り切って結婚しても、ケンカしたときなどに家族や親友の言葉を思い出すことがあります。『最初はそんなはずじゃない』と自分で自分をゴマカすかもしれませんが、そんなことが続くと、『あのとき信じておけば……』と考えを改め、周りに反対されたパートナーをチェックするようになります。その結果、浮気癖やカネ遣いの荒さなど以外にも嫌な部分が目に留まるようになる。やっぱりオンリーワン問題が関係するのです」

 家庭に横たわるオンリーワン問題はボディーブローのようにじわじわと効いてくる。放置すると夫婦の溝は決定的となって、夫婦関係は修復不可能だという。

「ワンナイトの関係なら百歩譲って相手を許せる人もいますが、オンリーワン問題で相手を嫌いになると、顔を見るのも同じ部屋に一緒にいるのも嫌になります。キレイな離婚はほぼありえません。別れてからも金銭トラブルが続いたり、浮上したりすることさえあります」

 金銭トラブルは、養育費の未払いや突然のストップなどのほか、別れる前の借金などが絡むケースもあるそうだ。山崎氏は「もし離婚するなら、キレイに別れることを望むより、確実に縁を切る方がいい」というが、その通りかもしれない。

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