森山高至 — 著者のコラム一覧

森山高至建築エコノミスト

１級建築士。１９６５年生まれ。岡山県井原市出身。岡山県立井原高から早大理工学部建築学科に進学し、８８年に卒業。斎藤裕建築研究所を経て、９１年に株式会社アルス・ノヴァを設立し、代表に就任。０４年に早大政治経済学部大学院経済学修士課程を修了した。建築家として関わった物件は１０００件以上。長崎県の大村市協定強建替え基本計画策定など、公共建設物のコンサルティングに携わるほか、マンガの原作などの仕事も手掛ける。主な著書に「非常識な建築業界『どや建築』という病」がある。

事故多発の建設現場で何が起きているのか

若手への「教育」「技術継承」機会が消失…行き過ぎた再開発の歪みが招く“命取り”の事故

公開日：2023/10/04 06:00　更新日：2023/10/04 06:00

東京駅近くの工事現場の事故で5人が死傷（Ｃ）日刊ゲンダイ

　東京駅近くの51階建てビルの工事で起きた事故は、5人が死傷する痛ましいものだった。現場は国家戦略特区に指定されたエリアで、大規模な再開発を促進していたところだ。

　東京ではこのような再開発が目白押しである。6月に完成した「麻布台ヒルズ森JPタワー」は高さ330メートルで、…

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