中西文行
著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

24年相場は「ダウの犬」投資法が有効か…「厳しい1年を覚悟せよ」の指摘も

公開日: 更新日:

 米S&P500は、24年最初の週は週間ベースで1.5%下落、週間下落率としては23年10月下旬以来の大きさで、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのリー氏は「1月の相場はその年の行方を映す傾向にある。つまり、初週の混乱は、厳しい1年を覚悟せよとわれわれに告げている」とした。同氏は23年の米株上昇を予想した数少ない市場関係者である。

 23年11月、株式投資をしている大企業の若手社員と話した。SNSに習熟した彼は、日本株は買わない、米国株しか買わないと断言。アップル、アマゾンなど米テクノロジー株に投資して大儲けし、為替の円安も加わりダブルで儲かりましたよと自慢していた。

 米国株の投資法に「ダウの犬」がある。NYダウ構成30銘柄の中で配当利回りが高い上位10銘柄に均等投資し1年後に売却、改めてその時点の上位10銘柄に投資するサイクルを繰り返す手法で、マイケル・オヒギンズ氏が91年に著書で紹介し注目を浴びた。

 素人向きとも思える「ダウの犬」をTOPIXコア30に当てはめると、予想配当利回り上位10銘柄(1月5日時点)は、銘柄コード順に武田薬品、アステラス製薬、本田技研、三井物産、三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFG、東京海上HD、KDDI、ソフトバンクとなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる