巨人“強力打線”沈黙の一因に「長身外国人投手アレルギー」

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■春以降、さらに悪化?

 現役時代に2000安打を達成している評論家の山崎裕之氏はこう見る。

「190センチ以上ある外国人投手から投げ下ろされると、打者の目線は上がってしまう。厄介なのは高めの直球と低めの変化球。チーム本塁打が常にトップの巨人は長距離打者が多いこともあって、他のチームより自然と打者のアゴが上がってしまうことも苦手としている要因かもしれない。今年のボールはさらに飛ぶようになったと、長打狙いの大きなスイングをしては相手の思うつぼ。大型投手の泣きどころでもある足元へコンパクトに打ち返すことが基本です」

 15日からは今季初のヤクルト戦。昨季の最下位球団で今季も指定席のBクラスに座る“カモ”を相手に、調子を取り戻したいところだが、初戦の先発は新外国人のナーブソン。191センチ、93キロの大型左腕は、巨人とのオープン戦で4回無失点と好投。ヤクルトの小川監督が「巨人対策」として投入する“秘密兵器”だという。

 花粉症の人にとってつらい時季はあと少しでも、巨人の“アレルギー症状”は春以降、さらに悪化する恐れがある。

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