元南海投手の佐藤道郎さん “息子”カブス和田への熱い思い

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 古くからのプロ野球ファンには懐かしい名前だろう。まだソフトバンクが南海だった時代、リリーフエースとして活躍した佐藤道郎さん(68)。74年、パ・リーグ初のセーブ王に輝くなど実績もさることながら、温厚で親しみやすい人柄から、ファンの間では「佐藤のみっちゃん」と呼ばれた。さて、今どうしているんだろう。

「ボクには離婚歴がありましてね。今の女房(恵子さん)とは10年ほど前に再婚しました。その連れ子が女優の仲根かすみチャン。彼女が毅君と結婚したんですが、毅君とは平成17年12月、出雲大社であった結婚式で初めて会いました。“キミの(島根県立)浜田高校の先輩に梨田昌孝(前日本ハム監督)がいるだろう。アイツ、プロ入り初ホーマーをオレから打ったんだよ”と話したら、“へぇ、ご縁があるんですねぇ”と目を丸くしてた。ホント、好青年ですよ」

 181センチ、100キロを超す巨体を揺らし、佐藤さんはこう言って目を細めた。

 話を聞いたのは東横線・学芸大学駅東口近くの「野球小僧」。6年前にオープンしたスナックだ。ところで、佐藤さんの話に出てくる「毅君」とは、大リーグのシカゴ・カブスの左腕、和田毅投手のことだ。

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