早実・清宮はすでに“丸裸” プロも驚く強豪校の「情報収集力」

公開日: 更新日:

 在京球団の関東地区担当スカウトが言う。

「清宮は確かにスケールが大きい。将来的に楽しみな選手であることは否定しないが、現時点ではまだ打者としての弱点が少なくない。オープンスタンスで構え、内角球に対しては腕を畳んでうまく打つ。が、畳み過ぎた腕が伸びてこないから、外角球や落ちる球にはもろさが出る。西東京大会準決勝の日大三戦で2三振を喫したのが象徴的。落ちる球にことごとくバットが空を切り、第4打席はスライダー、外に逃げるチェンジアップで3球三振を食らった。今の高校野球、特に強豪校の情報収集力、分析力はプロも顔負けだから。すでに清宮の弱点は徹底的に研究されて丸裸にされていると断言できる」

■あらゆる手段を使ってデータ収集

 データ分析といえば、日刊ゲンダイのコラム「鬼の視点」でお馴染みの小倉清一郎前横浜高野球部長が、高校球界では「大家」として名を馳せる。

 対戦相手の打者の特徴、打球の方向、投手の球種、得意なボール、クセ、バッテリーの配球パターンなどをA3の紙にびっしり書き記した「小倉メモ」は、プロ野球関係者が見てもため息を漏らすクオリティーである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

  2. 2
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  3. 3
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 4
    木村拓哉×堺雅人「共演NG」情報の火元…盟友関係の2人がナゼ? 妻同士も交流があるのに

    木村拓哉×堺雅人「共演NG」情報の火元…盟友関係の2人がナゼ? 妻同士も交流があるのに

  5. 5
    打撃は異次元のレベルへ昇華、野手専念の今季が「三冠王」の最初で最後のチャンス

    打撃は異次元のレベルへ昇華、野手専念の今季が「三冠王」の最初で最後のチャンス

  1. 6
    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

  2. 7
    膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功

    膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功

  3. 8
    平野紫耀は「TOBE」の“フロントマン”で大躍進! すさまじい経済効果に広告業界も熱視線

    平野紫耀は「TOBE」の“フロントマン”で大躍進! すさまじい経済効果に広告業界も熱視線

  4. 9
    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

  5. 10
    岸田首相「6月解散」強行なら自公81減、過半数割れ、下野もある! 野上忠興氏が議席予測

    岸田首相「6月解散」強行なら自公81減、過半数割れ、下野もある! 野上忠興氏が議席予測会員限定記事