今季復帰に黄信号 ジャイアンツ青木は「頭部死球後遺症」深刻

公開日: 更新日:

 日本人外野手が深刻な後遺症に悩まされている。

 今季は死球に悩まされているジャイアンツ・青木宣親(33)のことだ。

 5日(日本時間6日)に体調不良を訴えてロッキーズ戦を欠場。遠征先のコロラド州デンバーのホテルで起床した際、胸が苦しくなるなど、8月9日のカブス戦で頭部死球を受けた際に脳振とうを起こした時と同様の症状が出たためだ。

 6日の試合前に会見したブルース・ボウチー監督によれば、今後はチームのアリゾナ遠征(ダイヤモンドバックス戦)に帯同し、9日(同10日)にもピッツバーグ大学の脳振とうに関する権威であるマイケル・コリンズ医師の診察を受けるという。

 指揮官は「症状が改善されたら、ノリ(青木)には再び、我々の力になってほしい」と心配そうな表情で話した。

 青木は8月に死球を受けた際、「脳振とうリスト」といわれる7日間の故障者リスト(DL)に入った。その後、症状は改善して20日のパイレーツ戦で戦列復帰を果たした。死球の後遺症は打撃にも影響したのか、復帰後は50打数10安打の打率2割と精彩を欠き、スタメンを外れるのも珍しくなかった。

 プレーの可否は医師の診断次第だが、今季絶望どころか下手をすれば、選手生命も脅かされかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  5. 5
    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

  1. 6
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  2. 7
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  3. 8
    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

  4. 9
    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽