“ドラ1対決”にも敗れ…創価大・田中に注がれる厳しい目

公開日: 更新日:

「この日は全体的にフォームが硬かった。恐らくまだ、右肩のケガが響いているのではないか。速球投手はエンジンのかかりが遅い傾向があるものの、故障前の田中は当てはまりませんでしたからね。創価大は神宮大会での日本一を狙っているチームだけに、ドラフト指名で気が抜けたというのも当てはまらない。伸びしろの大きい田中は2年後、3年後には15勝、20勝の可能性を秘めているが、来季戦力になるかは疑問。5勝止まりということもある」

■「佐々木はゲームのつくり方を知っている」

 一方の佐々木は9回1失点の完投勝利。こちらも即戦力と評判の右腕だが……。

「佐々木は余裕をもちながら、勝負どころでは力を入れて投げていた。ゲームのつくり方を知っている。全体的なポテンシャルはともかく、緩急の使い方に関しては田中の及ぶところじゃない。こちらは1年目から2ケタを勝ってもおかしくない」(前出のスカウト)

 田中も「佐々木投手はボールを絞らせず、(来ると)分かっていても打てない変化球を投げていた。その差です」と、素直に脱帽。来季を暗示するようなドラ1対決だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大阪万博批判は出尽くした感があるが…即刻中止すべき決定版が出た

    大阪万博批判は出尽くした感があるが…即刻中止すべき決定版が出た

  2. 2
    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

  3. 3
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 4
    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

  5. 5
    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚会員限定記事

  1. 6
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    つばさの党代表が公選法違反で逮捕 温和だった黒川敦彦容疑者はなぜ“キャラ変”したのか

    つばさの党代表が公選法違反で逮捕 温和だった黒川敦彦容疑者はなぜ“キャラ変”したのか

  4. 9
    頑なに「高卒で米挑戦」…まともに会話すらなかった大谷が翻意、日本ハムに入団決めた舞台裏

    頑なに「高卒で米挑戦」…まともに会話すらなかった大谷が翻意、日本ハムに入団決めた舞台裏

  5. 10
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル