どこよりも早いセ新人王予想 “流しのブルペン捕手”が占う

公開日: 更新日:

 新人に逸材が揃い、激化が予想される17年の新人王争い。流しのブルペンキャッチャーとしてお馴染み、スポーツライターの安倍昌彦氏に、前回のパ・リーグに続いて、セ・リーグを占ってもらった。

 ◇  ◇  ◇

 ごく当たり前に考えれば中日1位の柳裕也(明大)が本命だ。球種が豊富で体が強く、勝負根性もある。1年目から10勝できる力があり、順調に行けば、14年新人王の広島・大瀬良(10勝8敗、防御率4.05)以上の成績を残す可能性は高い。

 対抗はヤクルト1位の寺島成輝(履正社)。高卒新人の中で最もセンスが高く、柳と同等レベルの打たれないための知恵を兼ね備えている。純粋な能力だけを見れば、1年目から10勝することも夢ではない。

■嫌らしさは1番

 2人に迫る能力を秘めているのが、DeNA2位の水野滉也(東海大北海道)だ。16年ドラフトで指名された新人の中でも、打ちにくさ、嫌らしさでは1番ではないか。

 175センチ、74キロと体は決して大きくはないが、サイドスローの変則フォームでストレートの最速は147キロ。シュート、フォーク、スライダーを操り、大学4年時には大学日本代表に選出された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  5. 5
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  1. 6
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  2. 7
    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

  3. 8
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  4. 9
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  5. 10
    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり

    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり