<中>小野伸二が太鼓判「ケガだけ気を付ければ凄い選手に」

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 試合終了後、久保の立ち居振る舞いには驚かされた。大勢の報道陣に囲まれながらも臆することなく「緊張はしましたけど、体はいつも通りに動きました。何もできずに時間ばかり過ぎましたけど、途中から試合に入っていけました。(Jデビューは)順調と言えば順調ですが、自分的には早かったかな。ゴールに絡めなかったので(出来栄えは)10点か15点くらいです」と淡々と答えた。

 そんな久保について17年にチームメートだったJ1通算最多得点者の大久保嘉人(磐田FW)は「いいもんを持っていると思う。全体が見えているのでボールを持ったら落ち着かせるし、パスも出せる。スピードにいかに慣れるか。面白い選手なので頑張って欲しい」とエールを送った。

 同年5月、ルヴァン杯の札幌戦でトップデビュー。対戦相手の元代表MF小野伸二は「非常に堂々としていた。見ていてゴールしてしまうのではないか、というオーラを感じた。僕とは全然比較にならない。ケガをしないことだけに気を付ければ凄い選手になる」と最大級の賛辞を口にした。

 ただし、当時の久保には弱点もあった――。

【連載】“日本のメッシ” 久保建英の現在地

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