4試合10安打の巨人・丸 カープOBが危惧する“打撃の病気”は

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 昨季は39発でリーグ2位。DeNA・ソトと熾烈な本塁打王争いを演じていたシーズン最後の8試合で、28打数1安打15三振と極度の不振に陥った。日本シリーズでも、6試合シリーズでのワーストを更新する12三振を食らうなど、6戦でわずか4安打。打率.160の大ブレーキだった。

 本塁打と三振、そしてスランプは連動しているといわれる。昨季の丸は三振王でもあったが、今季は23でリーグ21位タイと大幅に減少。本塁打もこれまで6本だ。同トップの坂本勇が12本だから、いずれも抑えめである。現在は3番に座るが、決して振り回していないということだ。

 前出の川端氏が続ける。

「昨年終盤の不振が本塁打王争いの影響かは分かりませんが、引っ張る打球が増えていたのは確か。落合博満さんも言っていましたが、本塁打を意識し始めると、どうしても引っ張りたくなり、無意識のうちに体の開きが早くなっていくもの。丸は研究熱心な男。そういったことも修正して今季に臨んでいるのでしょう。今のところ、広角に安打が出ています」

 丸にとって怖いのは、相手投手より「本塁打病」だけのようだ。

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