チーム首脳陣が高く評価 八村塁“大谷級”の適応力と研究心
米プロバスケットボールNBAの日本人ルーキーが高評価を得た。
ワシントン・ウィザーズのトミー・シェパードGMは9日(日本時間10日)、チームのSNSでのライブ配信に出演。新人の八村について「最初から先発としてプレーし、期待を上回るパフォーマンスを発揮した。チームにうまくフィットしていた」と及第点を与えた。
昨年6月のドラフトで1巡目全体9位指名を受けて入団。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてレギュラーシーズンが中断されるまで、41試合に先発出場して1試合平均13・4得点(新人部門6位)、6・0リバウンド(同3位)をマークした。12月中旬には味方選手と交錯して鼠径部を痛めて戦列を離れながらも、1月下旬に復帰すると2月には若手のオールスターに選出された。
シェパードGMは「最も印象的だったのは、故障から復帰後、すぐに自分のプレーを取り戻したことだ」と、適応力の高さを絶賛である。
12月の離脱後は治療とリハビリに励む傍ら、ビデオルームにこもってゴンザガ大時代やプロ入り後の自身のプレーを何度も見直した。時折、シュート姿勢が崩れる欠点を見つけると、同僚選手の助言を受けて、フリースローなどの精度向上を図った。