【新人王候補の素顔】広島栗林に「助言断捨離」のススメ

公開日: 更新日:

栗林良吏(広島 24歳・1年目)

 ルーキーながら広島の守護神に任命された栗林。高校時代に投手転向したこの右腕を鍛え上げたのが、名城大学でコーチを務める山内壮馬氏だ。2007年大学・社会人ドラフト中日に1巡目指名。12年には10勝7敗、防御率2・43と活躍した山内氏が言う。

「僕が指導を始めたのは栗林が2年生の終わりごろからですね。そこから丸2年、卒業するまでです。当時からストレートが速く、僕も『凄いボールを投げるな』と感心しました。ただ、総合的に見ると荒々しく、『運動神経のいい子が投手をやっている』という印象でしたね。いわゆる、ザ・ピッチャーという感じではなかった」

 山内コーチはキャッチボールから栗林を指導。現在につながる躍動感のあるフォームはそのままに、軸をぶらさず、最後のフィニッシュまで腰を残すことをはじめ、初歩から丁寧に教え込んだ。

「栗林は投手経験が少ない上、とても素直な性格。僕の言ったことを取り入れてくれて、めきめき成長しました。もともと遊撃手だったので、フィールディングもうまい。でも、素直で優しいからこそ心配なんです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる