畑岡奈紗は2日目28位に後退…渋野、笹生に先越され「今年こそ主役」へ正念場のシーズン

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【LPGAドライブ・オン選手権】第2日

 必勝を期して臨むシーズンだ。

 今季3戦目の畑岡奈紗(23)は、初日7アンダーの首位タイ発進。2日目は2バーディー、5ボギーの75。首位に9打差の通算4アンダー28位に順位を落とした。

 昨年は悔しい一年だった。2017年から米女子ツアーを主戦場とする畑岡は「5年以内にメジャー優勝」と公言してきたが、最大のチャンスだった昨年の全米女子オープンは19歳の笹生優花にプレーオフで惜敗し、金メダルを狙っていた東京五輪は9位。稲見萌寧(22)は銀メダルで日本中を沸かせた。

 19年の全英女子で渋野日向子(23)は初の海外試合でいきなりメジャーV。1977年の樋口久子以来42年ぶりとなる、日本人2人目の快挙を成し遂げた。畑岡は予選落ちだった。

 ツアー関係者がいう。

「米女子ツアー通算5勝の畑岡は日本の女子プロでは間違いなくトップの実力です。ただし、ビッグゲームではここぞというときに弱い。18年の全米女子プロはプレーオフで負けているし、昨年の女子オープンも笹生の脇役に甘んじた。今季は人気者の渋野と2歳下になる古江彩佳(21)の新参者と同じ舞台で戦う。メジャー2勝目を目指す笹生もいる。冠大会に勝ってもメジャータイトルを取らなければ、影は薄くなるばかりですが、今年はメジャータイトル奪取に、これまで以上に強いこだわりを持っているはずです」

 自力で大魚を釣り上げるしかない。

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