高橋尚成臨時コーチ評判上々で巨人投手コーチ陣に総入れ替え案…現職6人は戦々恐々

公開日: 更新日:

 巨人の「臨時コーチ」の評判がいい。

 チーム防御率は12球団最低の4.02。崩壊した投手陣を立て直すべく2日に就任し、13年ぶりの古巣復帰となった高橋尚成氏(47)である。

 約3週間の短期限定ながら、一軍に不足している左投手の成長の手助けが主な仕事。ジャイアンツ球場でファームを中心に精力的に指導している。さるファーム関係者がこう言った。

「期間が短いこともあって、特に期待されているのが、高橋優貴(25)への指導です。昨年はチーム最多の11勝を挙げながら、今季はわずか1勝と苦しんでいるのに、責任者の桑田(真澄投手チーフ=54)コーチは修正できなかった。尚成コーチは現役時代、巨人からメジャーに挑戦し、米国でストライクゾーンで勝負をする重要性を叩き込まれている。優貴も必死だから、同じタイプだった尚成コーチにいろいろと相談しているみたい。まだ1週間だけど、尚成コーチのワンポントアドバイスが分かりやすいと、若手に評判です」

 確かに立場がないのは桑田コーチだ。春のキャンプから高橋らに「制球難」を克服するための練習に取り組ませてきたものの、効果が出ないどころか、チーム与四球数は9日現在、323でリーグワーストなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間