オリ宗佑磨がサヨナラ打!「中嶋チルドレン」奮闘で首位ソフトBに3タテ食らわす

公開日: 更新日:

「良くも悪くも今日は僕の日だなと思って、打席に立ってました」

 お立ち台でこう言って、ファンを笑わせたのがオリックスの宗佑磨(26)だ。

 19日のソフトバンク戦で、延長十回2死満塁からサヨナラの中前打。ナインの手荒い祝福を受けたものの、四回には失点につながるエラーをやらかし、前の打席では送りバントを失敗していた。これには同じくお立ち台に立った吉田からも、「最後はやってくれると思ってた。それまで苦しいプレーもあったけど」といじられた。宗が「良くも悪くも僕の日」と言ったのは、そうした理由だ。

 今季は打率.270、5本塁打、41打点。得点圏打率は3割超と、チャンスにめっぽう強い。今やチームになくてはならぬ三塁手だが、一軍定着は昨季からだ。

 当時を知る球団関係者が言う。

「オリックスは宗が入団した14年こそ2位になったが、あの頃は万年Bクラス球団。『どうせ勝てないよ』という雰囲気がチーム内に蔓延しており、そんな空気にあてられた若手も少なくなかった。一軍と二軍を行き来していた宗もそのひとり。当時の福良監督(現球団GM)に『練習はしているか』と聞かれ、『しています』と言ったものの、すぐにウソとバレ、呆れられたこともあった。ともすれば『素質の持ち腐れ』といわれていた宗にとって、転機になったのが、20年途中で辞任した西村監督に代わって一軍の指揮を執るようになった中嶋監督の存在です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  2. 2
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  3. 3
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    別居情報を払拭?福山雅治の妻・吹石一恵の幸せ自粛ライフ

    別居情報を払拭?福山雅治の妻・吹石一恵の幸せ自粛ライフ

  1. 6
    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

  2. 7
    原田美枝子「女優生活50年」で紫綬褒章の感慨…夫・石橋凌の“隠し子騒動”乗り越えて

    原田美枝子「女優生活50年」で紫綬褒章の感慨…夫・石橋凌の“隠し子騒動”乗り越えて

  3. 8
    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

  4. 9
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  5. 10
    あえてGWに「裏金不起訴」で大炎上!萩生田光一氏と世耕弘成氏を待つ“市民感覚”の鉄槌

    あえてGWに「裏金不起訴」で大炎上!萩生田光一氏と世耕弘成氏を待つ“市民感覚”の鉄槌