松坂大輔氏が今春キャンプで西武臨時コーチに 1年休養から現場復帰の事情と球団の思惑

公開日: 更新日:

 西武にとっては大きな一歩となりそうだ。

 11日付のスポーツニッポンで報じられた、松坂大輔(42=スポニチ評論家)の今春西武キャンプでの臨時コーチ就任。記事によれば、期間限定で一軍キャンプに参加するという。

 松坂といえば、横浜高校時代に「怪物」として名を馳せ、西武とメジャーで通算170勝と活躍したスター。野球に興味がない人でも名前を知っている選手はそうそういない。

 プロ野球はショービジネス。松坂の名前はそれだけで商売になる。西武にとって功労者であると同時に、カネのなる木でもあるのだ。

 だからこそ、2019年オフに「戦力にはならない」ことを承知の上で、松坂と年俸3000万円で契約。20年は一軍で一球も投げず、21年は引退試合で打者1人と対戦したのみ。それもこれも、「功労者に花道を」という親心もさることながら、引退後は指導者として迎え入れる腹積もりだったからだ。

 松坂は現役終盤の中日時代、ときに後輩選手へアドバイスを送るなど、柳や小笠原をはじめとした一部投手陣から慕われていた。単に知名度だけではなく、指導者としての資質アリと見る球界関係者も少なくないとか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間