大谷翔平の人生観を変えたWBCの反響 周辺から漏れてきた「打席に立ち続けたい」真相

公開日: 更新日:

 右肘靱帯損傷に加えて右の脇腹まで痛めた大谷翔平(29)に関して、素朴な疑問がある。

 今季はもう、投手として投げられない。ならば来季のためにもさっさと戦列を離れ、脇腹痛や右肘靱帯の治療に専念した方がいいとだれもが思っているのに、それをやらない。休んで手術するどころか、フィル・ネビン監督に試合への出場を直訴したほどだ。大谷はなぜ、試合に出続けることにこだわるのか。

 大谷に近い関係者はこんなことを話しているという。

「彼は日本が優勝したWBCで大きな衝撃を受けた。極端に言えば、人生観が変わったんじゃないか。投げて打って、自分のプレーに日本どころか世界中の人々が注目、その反響の大きさに仰天したらしい。自分のプレーにここまでたくさんの人々が感動し、喜んでくれるとは思わなかったというのです。あの年齢になって初めて、自分の影響力の大きさを自覚したのでしょう。それだけに簡単に休むわけにいかないという思いをこれまで以上に強くしたのではないか」

 大谷といえば、あくまでも自分中心。いかにして投打で最大限のパフォーマンスを発揮するかに心血を注ぎ、それ以外のことには目もくれなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今