高野連に求めたい「野球留学者の人数制限」 センバツV健大高崎はベンチ入り18人が県外出身
大阪桐蔭の西谷浩一監督が先のセンバツで、甲子園の監督通算勝利数が単独1位となる69勝目を挙げた。
思い出すのは2006年夏の甲子園1回戦。私が部長を務めていた横浜と対戦した。横浜は同年のセンバツで全国制覇していて、松坂大輔を擁した1998年に続く2度目の春夏連覇を狙っていた。しかし、壮絶な打撃戦の末に6-11で敗れた。大阪桐蔭はこの夏、2度目の全国優勝。西谷監督は「(69勝のうち)小倉先生と渡辺先生のコンビの横浜を倒せたこの試合は印象的だった」とマスコミに語ったと聞いて、うれしくなった。
今センバツでは、その大阪桐蔭と報徳学園の準々決勝は好ゲームだった。ただ、西谷監督は好投手を複数抱えるがゆえのミスを犯した。初回の2失点以降、立ち直っていたエースの平嶋桂知に五回表に代打を送り、八回表にも1安打無失点と好投を続けていた2番手の南陽人に代打を送った。いずれも2点を追う展開だったが、その裏に3番手で2年生の中野大虎につなぐことになり、これが誤算。中野の暴投などで致命的な2点を失い、1-4で敗退となった。