ヤクルト奥川の右肘炎症再発防止プラン 二軍投手Cに聞いた

公開日: 更新日:

「キャンプ開始からの1カ月で成長できたこと? プロの環境に慣れてきたことです。これから、しっかり集中してできると思います」

 1日、二軍施設で練習したヤクルト奥川恭伸(星稜)がこう言った。

 新人合同自主トレ期間中に右肘の炎症が判明。キャンプ序盤にスローイングが解禁されると、2月22日に初めてブルペン入りするなど、計3度の投球練習を行っている。

 今後の実戦登板に向けて課題になるのは、右肘炎症の再発防止だ。奥川は腕の振りが大きく速い分、チーム内には「肩や肘に負担がこないか」と心配する声もある。

 小野寺二軍投手コーチは、なるべく肩や肘に負担がかからないフォームを意識させてきたという。

「フォームのバランスが悪くなった時に、それをなくそうと取り組んできました。奥川は投げる際、右側の肩、肘、腰の位置が(下に)落ちることがある。下半身の力が抜けて、(上下の)バランスが崩れるからです。それでも投げられる凄さはありますが、バランスを崩した状態であれだけ腕を振って投げる分、肩や肘への負担はあるのかなと見ていました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今