国内FA宣言ソフトバンク東浜巨の「意外な人気」…Bランクで高齢なのに需要あり

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 ソフトバンク東浜巨(35)が9日、「まだまだ第一線で投げたい」と話し、出場機会を求めて国内FA権を行使した。

 権利を取得したのは2023年5月。22年オフから3年契約を結んでおり、今季が契約最終年だった。23試合に先発した22年以降は年々出番が減り、今季はわずか7試合で4勝2敗、防御率2.51。ポストシーズンでも日本ハムとのCSファイナル第5戦にリリーフ登板しただけで、日本シリーズは出番がなかった。

「かつては右肩のケガで離脱が何度かあったが、近年は肩の状態は良好。むしろ若手の成長や有原、上沢の加入もあり、現在は先発が故障離脱した時のバックアップ要員という扱いです」(球団OB)

 出場機会を他球団に求めるのも納得だが、獲得にはリスクも伴う。年俸は1億5000万円と決して安いわけではなく、しかも人的補償が必要なBランク。35歳という“高齢”もネックだ。

「それでも引く手はあるでしょう」と、前出のOBが言う。

「今オフはただでさえ、FA市場に先発投手が少ない。阪神のデュプランティエ、DeNAのケイら助っ人を除けば、今のところFA宣言した先発投手は中日の松葉(35)のみ。あとはメジャー帰りの前田(37)に加え、中日の柳(31)が手を挙げるかどうか。東浜は17年に最多勝を獲得するなどの実績はもちろん、年齢による衰えもそれほど顕著ではない。先発ローテ投手の補強が急務な球団は、リスク込みでも獲得に動くのではないか」

 東浜本人は「権利を使うことは想像していなかった」と話したが、意外な人気を博しそうだ。

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