低音ボイスも武器 米倉涼子「ハリウッド進出」に現実味

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 女優の米倉涼子(42)が2日、東京・渋谷で主演するブロードウェーミュージカル「CHICAGO(シカゴ)」の日本凱旋公演の初日を迎えた。5年ぶりの再演となる米倉は、本番に先駆けた会見で「2度目のロキシー役、やっぱり楽しい!」と笑顔をみせた。

 2012年、日本でのキャリアが通用しないブロードウェーのオーディションを受けて、アジア人初のロキシー役をつかんだ。単身渡米の武者修行は過酷をきわめたが、語学、ダンス、芝居のすべてをマスター。後のテレ朝ドラマ「ドクターX」でのブレークにつながったともいわれている。今年7月にブロードウェーで再演を果たした際は、「おかえり!」とアメリカの観客にもあたたかく迎えられた。

■ダンス、芝居、英語に磨き

 この日の舞台では精鋭のブロードウェーダンサーの中でも、彼女の美脚は一目で主役とわかる光を放ち5年経って演技はさらに重厚感が増していた。のびやかな声と美しい英語の発音に、共演者からも絶賛の嵐だった。

「低音の落ち着いた声に大人の魅力を見いだすアメリカで、日本人女優は声が高過ぎると言われていました。その点、彼女の声はとても聞き取りやすく、海外でも通用する大人の女性の声なんです。それに、あまり知られていないけれど歌が本当にうまい」(舞台関係者)

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