てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「恥」「できない」はナシ 朝日奈央を鍛えた厳しい教え

公開日: 更新日:

「このドッキリは、五塁打です」(朝日奈央/TBS「水曜日のダウンタウン」1月30日放送)

 いつも全力でやりきる姿勢で、いまやバラエティー番組に引っ張りだこの朝日奈央(24)。ドッキリのネタバラシで架空の番組を言われたら、つい知ったかぶりをしてしまうんじゃないかを検証する企画でも、全力で乗っかって知ったかぶりをしてしまう。さらに「このドッキリは何塁打だったでしょうか?」と判定を促されて答えた迷答が今週の言葉だ。番組企画だけでなく、野球のルールまで全力で知ったかぶりしたのだ。

 朝日はアイドルグループ「アイドリング!!!」の出身だが、もともとはモデル志望。小6のとき、10代前半女子向けの雑誌「ラブベリー」(徳間書店)のモデルオーディションに応募し合格したのが、芸能界入りのきっかけだった。事務所に入ると、アイドルグループのオーディションもあると聞かされ、行った先が「アイドリング!!!」だった。

 アイドルなど向いていないし、やりたくないと思っていたが、オーディションは楽しかった。結局、「アイドリング!!!」に加入したが、入った後も本心ではモデルが1番。だが、大人のモデルと比べると、脚の長さも顔の小ささも全然違う。これは無理だと悟った。

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