ラサール石井
著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

統一教会問題でテレビ局が反転攻勢 政権との「癒着」を次々と暴露

公開日: 更新日:

 統一教会(あえて旧とは書かない)問題のテレビ報道は局や番組によって姿勢が違う。TBSはやる気である。「報道1930」「報道特集」「NEWS23」はぐっと攻勢に舵を切った。日本テレビの「バンキシャ!」も攻め始めた。テレビ朝日は「政治の力」で腰砕けかと嘆いていたら「サンデーステーション」が攻めてきた。

 統一教会問題では各局、統一教会の専門家、鈴木エイト氏を出してきて本気の様相。2013年の参院選。北村経夫参議院議員の初選挙の時、教会に安倍氏から直々に連絡があり、選挙協力をした。教会にとって当選は「死活問題」、などと書かれた内部文書を公開した。北村議員の祖母は北村サヨと言い、山口県田布施で生まれた「踊る宗教」の教祖であり、安倍氏の祖父、岸信介氏が巣鴨プリズンで勾留中に総理大臣になると予言したことで知られる。おそらく両家の間には3代にわたる交流があり、この選挙が安倍氏の肝いりであったことは否めない。おそらく教会側の思惑は北村氏より安倍氏に向いていたであろう。

 決起集会の動画では、臨席する下村氏、杉田水脈氏の姿も。出ました。どこにでも顔を出す。さらに他の報道では細田氏の2019年の教会系の友好団体への出席、スピーチが流れ、「今日のことは安倍総理に報告する」と述べている姿までバッチリ。この人、顔が善人顔で良識派に見えるからだまされていたが、セクハラに買収、そして統一教会。バリバリの腹黒悪役キャラではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  5. 5
    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

  1. 6
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  2. 7
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  3. 8
    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

  4. 9
    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽