ケガ再発懸念絶えず オリ金子「年俸5億円」の不良債権度

球界最高年俸のオリックス金子（Ｃ）日刊ゲンダイ

■獲得狙った球団は安堵…

　ある球団ＯＢは「来季もケガが頻発するのではないか」とこう話す。

「登録抹消後に病院で検査しても『異常なし』。右肩まわりの筋肉が衰えており、筋バランスの悪さを医者に指摘されたようです。おそらく、右ヒジをかばって投げていた影響ではないか。ある部位をかばえば、別の部位に負担がかかる。連鎖的に故障することは決して珍しくない。首を痛めた後に隣り合っている右肩ですからね」

　海外ＦＡ権を行使した昨オフはメジャーか国内球団かをてんびんにかけ、４年２０億円を勝ち取ることに成功。しかし、いくら球界最高年俸といっても、成績が伴わなければ張り子の虎に過ぎない。金子獲得に乗り出して失敗した中日と阪神は安堵のため息、「故障のデパート」に大金を払い続けるオリックスは、時計の針を戻したい心境だろう。