スポンサーに中国企業続々 CWCいつまで日本で見られる?

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「現時点で16年の日本開催、17~18年の中東での開催、19~20年の日本開催は内定しているが、中国企業が冠スポンサーになったことで風向きが変わりそうです」と広告代理店関係者が続ける。

「阿里巴巴集団以外にも中国企業がクラブW杯のイベントスポンサーに名乗りを上げており、FIFAに対して『大金を払う。ぜひとも中国で開催してくれ。21年以降の開催なんて遅過ぎる』と大クレーム。FIFAの担当者が『トヨタの撤退で日本企業全体にクラブW杯への関心が薄らいでいる。19~20年の日本開催を中国開催に変更できるかも知れないが、基本的には20年大会までは決まっている』と説明しても『とにかく遅過ぎる』の一点張り。それどころか『来年の16年大会から中国開催にしろ!』と強硬な姿勢を見せているようです」

 FIFA側にも「中国の横暴」を無視できない事情がある。

「一連のFIFA汚職スキャンダルで世界中の企業が『FIFAと手を組んでいるだけで企業イメージがダウンする』と敬遠し始めており、大金を気前よく払ってくれる中国企業の言い分は無視できない。ご機嫌取りのために『来年から中国開催に』と言い出しても不思議ではない状況です」(サッカー関係者)

 日本では早々に見納めとなる可能性はゼロではないのだ。

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