客寄せだけじゃない「松坂効果」 中日若手投手陣にも波及

公開日: 更新日:

 7日、中日松坂大輔(37)が3度目のブルペンに入った。捕手を座らせて直球とカーブを計67球投げ、初ブルペンから32球、56球と球数は順調に増えている。

 本人も「前回よりも良くなっている。調子が良い時はいっぱい投げたいタイプなので、いつもの僕なら100球は超えていたと思うけど、無理はしない。まだ全力で腕を振るという感じじゃない」と言いつつ、満足そうだ。

 この日も、沖縄・北谷のキャンプ施設には平日にもかかわらず、約3000人のファンが集結。注目度の高さは相変わらずだが、3年間で1試合しか投げられなかったソフトバンク時代もキャンプの序盤までは順調だった。依然として、復活には懐疑的な声が球界に多いのは事実である。

 その一方で、“客寄せ”以外にも「松坂効果」が出始めているところもある。例えば、キャンプ2日目に松坂から声をかけられた小笠原慎之介(20)がこう言うのだ。

「体のバランスのことでアドバイスをもらいました。軸足にしっかり意識を置いて、立った時のバランスを重視しながら投げるようにしたら、と。去年からコーチに口を酸っぱくして言われたのと偶然にも同じことだったので、経験豊富な選手とコーチで共通しているなと思いました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと