猛牛軍団で勇名 元近鉄・栗橋茂さん語る「3大乱闘」の裏側

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 “猛牛軍団”“いてまえ打線”で勇名を馳せた近鉄バファローズ。2004年にオリックスに吸収合併されたが、個性的な選手が多く、数々の武勇伝で知られる。その筆頭が現在は野球評論家の栗橋茂さん(66)。経営するスナック「しゃむすん」で直撃!

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 近鉄に入団して何が驚いたかって、試合中の球場で七輪に炭たいて焼き肉してた観客がおったことだね。場所はホームグラウンドだった大阪・藤井寺球場。センター守ってたら、レフトスタンドから「おーい、栗やん」て声がかかって、見たらオッサンたちが缶ビール片手に真っ最中でね。

 さすがにガードマンがすっ飛んできてやめさせたけど、当時、話題になった川崎球場の流しそうめん事件と並ぶプロ野球珍事件。大学野球出身で神宮球場に育てられたオレにとっちゃ「ここは河川敷か」ってぐらいインパクトが強かった(笑い)。

 近鉄が1976年から82年まで春のキャンプ地にしていた高知県宿毛市。行きつけのスナックで飲んでたら地元の漁師グループがジャンボ仲根(投手=故人)にまとわりついて酒を強要しててね。見かねて「もうやめろ。ジャンボ、こっちに来い」って席を移動させたら、そいつらが激高してさ。

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