首位要因は丸だけ?当事者に聞いた原巨人と由伸時代の違い

公開日: 更新日:

 一軍コーチとして唯一、昨年と今年を知る吉村打撃総合コーチはこう言う。

「新しく丸が入ったとかはあるにせよ、(原)監督が若い選手を使ってくれてベンチに選手が残っていないくらい全員で戦っている試合が多い。だから、みんながそのつもりで準備をする。去年までは『今日は出ないな』とベンチで油断している選手がいたかもしれない。一、二軍の選手を大幅に入れ替えたり、常に緊張感を持たせながらというのも、今年の特徴かもしれません」

 今季は主に5番を任される15年目の36歳・亀井は「今年はベンチが明るく、一体感がある。よく『チーム一丸』というけど『家族』になってきた気がします。誰かのミスを誰かが必死にカバーしようという空気がこれまでより強くなった。由伸さん? 丸? 原監督? というより、(新任の)元木さん(内野守備兼打撃コーチ)と宮本さん(投手総合コーチ)の存在が大きい。2人がベンチで声を張り上げたり、そういう考えだから、急速に浸透している気がする。僕も年齢的にお父さんみたいな心境で、若いやつらの活躍がうれしいですから」。

 元木コーチに聞くと、「去年までのことは知らないし、家族かも分からない。ただ、選手とコミュニケーションを取りながら、チーム一丸となってやっていこうというのが俺のやり方だから」と言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?