巨人・菅野が好調維持も 120試合制の負担増をOB投手が指摘

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 巨人菅野智之(30)の状態がずっといい。

 8日のブルペン投球を見守った三沢投手コーチは「体調をキープしながら状態が上がってきている」と目を細めた。コロナ禍で個人練習のみの期間が続く。実戦登板がないにもかかわらず、好調がキープできるのは、昨年痛めた腰などに不安がなく、コンディションがいい証拠だろう。

 プロ野球は6月19日開幕を目指し、11月までに公式戦120試合を実施する方向だという。当初の予定は3月20日開幕の143試合制だった。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう指摘する。

「今年は23試合減で一見、投手陣の負担は減りそうで、実はその逆です。6連戦が続くなどの過密日程が予想される上、143試合の時より1試合の重みが増すわけです。ただでさえ、原監督は常々、先発ローテを少人数の厳選メンバーで回したいと言っている。必然的に投手陣にとって過酷なシーズンになりますよ。巨人は昨年15勝を挙げた山口俊の穴が埋まっていないし、リリーフ陣を含めて投手陣が手薄。例年よりエース菅野にかかる負担は間違いなく増える。佳境に入った終盤は、中5日、あるいは中4日など、フル回転を強いられることになるでしょう」

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