巨人菅野が開幕内定 勝負は秋…日本一が先かガス欠が先か

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 開幕投手に内定している巨人菅野智之(31)が順調な仕上がりを見せた。4日のヤクルト戦に先発。大城とバッテリーを組み、47球を投げて3回2安打無失点だった。

■新たな武器「ゴロ投法」

「今年はカーブを効果的に使いたい」と9アウト中、5つをゴロで奪った。「見ての通り、勝負のできるボール。軸になっていくのではないか。今日はほとんどゴロアウトにできた。長打のリスクが減るし、リスクマネジメントができた」とうなずいた。

 昨年12月はポスティングを利用したメジャー移籍を目指していたため、恒例のハワイ自主トレは行えず、ほぼ体を動かせなかったという。挑戦はひとまず断念したものの、「例年と比べて練習量が少ない」と調整遅れを自覚しながら2月のキャンプに入った。それでも、あまり使っていなかったカーブという新たな武器を手に状態を上げてきたところは、さすがである。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「コロナ禍で昨年は11月いっぱいまで日本シリーズがあり、例年より1カ月も短いオフだった。12月に何もできなかったことで、逆に疲労を抜く効果はあったかもしれません。菅野ほどのキャリアがあれば、オフ期間にほとんど体を動かせていなくても、キャンプさえしっかりやれば、開幕に間に合わせることは可能。ただ、1年間フル回転できるかといえば、未知数です」

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