大関陣が言い訳ばかりの情けなさ…貴景勝は“反則負け”アピール、御獄海は報道陣に横審のグチ

公開日: 更新日:

 これが土俵内の序列2位だというのだから目を覆いたくもなる。

 14日、大関・貴景勝(25)は玉鷲を下し、3勝2敗。しかし、カド番の2大関はこの日も負けた。正代(30)は初顔合わせの若元春に敗れ、1勝4敗。御嶽海(29)は過去3戦全勝の宇良にとったりで転がされ、2勝3敗となった。

 成績以上に情けないのが、彼らの態度だ。

 貴景勝は13日に逸ノ城に寄り切られた際、何度もマゲを掴まれたことをアピール。取組後どころか、寄られる最中にもマゲに手をやり、力なく土俵を割った。自分の弱さを棚に上げて、「反則で負けた」と言わんばかりだったが、物言いの結果、審判団にマゲ掴みはなかったと判断された。

 御嶽海は場所前、報道陣にケガをアピールしていた。先場所痛めた右肩を理由に出稽古に行かなかったと説明した上、「実は今も痛いんです」なんて明かす必要があったのか。負けた時の予防線かと勘ぐりたくもなる。

 さらにこの時、御嶽海からは横綱審議委員会への愚痴も出たという。先場所、横審が大関陣の不甲斐なさに言及したことについて、「横審は横綱のことを語る組織なのに、なぜ大関にまで口を出すのか」という趣旨だ。しかし、自身を含めて3大関中2人が負け越したのは事実。横審を黙らせたければ勝てばいいだけの話で、記者相手に愚痴るのは情けない。

 七夕の短冊に「角番脱出」と書いた正代にいたっては、もはや心が折れているとしか思えない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  2. 2
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  3. 3
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  4. 4
    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

  5. 5
    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

  1. 6
    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

  2. 7
    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

  3. 8
    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

  4. 9
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  5. 10
    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?

    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?