大谷翔平に打撃妨害頻発のナゼ...本塁打キング獲得に立ちはだかる「1インチ」の差

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 大谷翔平(28)のバットがまた、捕手のミットに阻まれた。

 日本時間25日のアスレチックス戦の第1打席で、相手の先発左腕ウォルドチャックの外角低めの直球を振りにいった際、バットが捕手ランゲリアーズのミットに当たる打撃妨害に遭った。これで今季の打撃妨害は14日と17日のレッドソックス戦に続いて3度目。開幕から1か月足らずで、過去5年間の計2回を早くも上回った。

 打撃妨害を宣告されたランゲリアーズ捕手が苦笑いを浮かべたことからも分かる通り、捕球が早過ぎた相手捕手のミスである。打撃妨害は捕手が取り急いでミットを早めに出すために起こるのが一般的だ。

 ポストシーズンで打撃妨害が多発した2018年当時、MLBネットワークのアナリストを務めていた前ヤンキース監督で、現役時代は捕手だったジョー・ジラルディ氏は米専門誌「スポーティング・ニューズ」でこう解説している。

「捕手は際どいコースをストライクと判定してもらうため、なるべく早く捕球しようとするものです。ストライクゾーンを外れる前に捕球すれば、カウントを稼げる可能性が高まりますから」

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