西武・平良海馬が明かす先発転向「成功の要因は2つ」 いきなりの二桁勝利には周到な準備が

公開日: 更新日:

 昨年の最優秀中継ぎ投手が先発転向1年目でいきなり二桁勝利を達成した。西武平良海馬(23)だ。オフの契約更改では先発転向を志願。2019年の一軍デビュー以来、203試合で先発ゼロという生粋のリリーバーが先発ローテーション入りし11勝7敗、防御率2.25と結果を残している。

 平良はプロ3年目にも先発転向を”直訴”していたが、その時はオープン戦で打ち込まれ、首脳陣も「そのレベルに達していない」と判断して中継ぎに戻されていた。当初は、”本当に先発としてやれるのか”と疑問の声もあったが、本人は「成功の要因は2つあります」と言う。

■三つに分けてデータ収集

 平良は外部のアナリストと契約するなど球界随一の"データ派"で知られるが、今季からはより詳細に打者のデータを収集。その中身は、「大きく分けて三つあります」とこう明かす。

「一つ目は、相手打者が初球に対してどの球種をどれくらい振ってきて、どれくらい見逃すのかというデータです。それを元に、初球は相手が(振って)来ないであろう球種を選択して投げる。例えば、初球のカーブを70%見逃すという傾向のある相手ならカーブを投げるといった感じです。ただ、やりすぎてもバレることなので、そこは対戦回数や前回の対戦結果などを考慮し、対策して試合に臨みます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?