自由契約選んだ巨人・中田翔の移籍先「最有力2球団」の名前 こだわるのはスタメンと家族

公開日: 更新日:

あくまでスタメン出場にこだわる

 が、その中田が球団に自由契約を申し出ていることが判明。再来年までの3年契約を途中破棄できる契約を結んでおり、巨人を退団する道を選ぶもようだ。前出の関係者がこう続ける。

FA宣言は見送ったものの、巨人でベンチを温めることになる状況は変わらない。スタメン出場にこだわる中田はあくまで移籍を第一に考えているということです。巨人内には中田をトレード要員として、補強ポイントである一線級の投手を獲得するという案もあったようですが、自由契約となれば一転して、複数球団の争奪戦になる。

 真っ先に手を挙げるのが中日でしょう。小粒な打線で本塁打を量産できる打者は皆無。就任から2年、ずっと貧打にあえいできただけに、立浪監督は4番を張れる大砲を欲しがっている。FA宣言した山川も調査していて手を挙げる見込みだが、ソフトバンクとのマネーゲームに勝機はない。中田が来てくれるなら万々歳です」

■転校しないでいい関東の球団なら

 パの球界関係者はこう言う。

ロッテも移籍先の有力候補です。今季は2位と健闘したものの、こちらも打線の迫力不足に泣いた。ロッテは他球団からの移籍組が多く、元巨人では沢村、ポランコ、石川慎が活躍している土壌がある。家族との同居にこだわる中田は『子供の転校がネック』と引っ越しの必要のない関東の球団を希望しているようです」

 以前、巨人の球団幹部は「うちは飼い殺しはしない」と胸を張っていた。右の代打の切り札として貴重な戦力ではあるが、中田の希望はあくまでスタメンで出場すること。

 日本ハム時代の2021年、同僚選手への暴行で選手生命のピンチに陥った中田に救いの手を差し伸べた巨人だが、あれから2年、情と恩で結ばれていたはずの両者は、思わぬ結末を迎えることになった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?